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愛の笛
第7章 葉子と上司

気持ち悪い…

葉子は身体中の体毛が逆立つ感覚にゾッとした。
そして、ひたすら嫌悪感に堪えた。

局長の手が、身体中を這い回る。
首の周り、胸、脚…
その間、局長の舌は葉子の耳や首を舐め続け、
気持ち悪さに葉子はジットリと汗ばんでゆく。

服を脱がされ、ブラのカップを剥ぎ取られてゆく。

露出させられた葉子の乳首。

あぁ…見られてしまった…

嫌悪の相手に恥部を見られるのがこんなにもおぞましいのかと感じずにはいられない。

「なんだい、今日はやけにノリが悪いな
ははぁ~ん、そうか、お前、男でも出来たんだろ?」

そう…
葉子が局長の性処理をさせられるのはこれが初めてではなかった。
上昇志向の葉子は、この男を利用して出世できるのであればと
何度か肉体関係を持った。
とんでもなく自己嫌悪に陥るけれど、
それも全て出世のためなんだと割り切っていた。

だけど…
草薙という同窓生に抱かれてから、葉子は本当の意味での男女の営みの快感を教えられた。
葉子の心の中に草薙はしっかりと意識されてようとしていた。

「男が出来ようがかまわんよ
俺にだって女房も子供もいるけれど、
ヤリたくなった時にヤルのが男女の仲ってもんだ」

局長の口の中に乳首が飲み込まれてゆく。
口の中で、乳首の先にチロチロと舌が這い回るのが気持ち悪い。

「んんぅっ!いやっ、いやっ!」

葉子は叫んで、局長の顔を両手で引き剥がそうとしましたが、
強く抱きしめられてしまうと、どうしようもない。
抱きしめられて、胸を舐められるがままになるしかなかった。

葉子は乳首が感じやすい女だった。
いや、草薙によって乳首を開発されたと言っても過言ではない。それまではちょっぴり感じる程度の女としての付属品だと思っていたのに、草薙が乳首だけでイク体質に変えてしまった。
そんな弱いところを、執拗に愛撫され続けるのは、この場合とても残酷だった。

感じたくないのに、感じてしまう。葉子の股間は自分の意思とは真逆に濡れていた。
左右の胸に、代わる代わる舌が巻き付いてくる。
舌が乳首の周辺を這い回り、頂上の部分を突つかれ、唇で吸われると、アソコがジンジンとしてくる。
この時ばかりは乳首を開発した草薙を恨めしく思った。
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