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寝取られライブ中継
第1章 寝取られライブ中継
でも、今更後悔してももう遅い。

オレは気づいた。
慎也を甘く見ていた。
慎也なりに作戦を練っていたのだ。
オレは、背筋に戦慄を感じた。
と同時に、言いようのない興奮に襲われた。


なかなかつながらない。
慎也の配信は始まらない。
オレはイライラしっぱなしだ。

オレのあせりは頂点に達した。
確か、慎也の家は…
いや、慎也の家に行ってもしょうがない。
ニックの部屋がどこにあるか、全く手がかりがないのだ。
慎也のスマホも、和美もまったくつながらない。
それでも、何度も呼び出す操作を繰り返す。
そうでもしないと、オレのあせる気持ちは落ち着かない。

オレは缶ビールを2本も開けていた。
スマホを持ちながら冷蔵庫に行って、また缶ビールを開ける。
プロ野球中継を見ているが、試合内容なんて頭に入ってこない。

あせる、あせる…
もう居ても立っても居られない。
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