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誰にも言えない、紗也香先生
第2章 3回目のレッスン
土曜日。
今日は、勇くんとの三回目のレッスンの日。

朝、鏡の前で髪を束ねながら、ふと思った。
――少しだけ、“若いお姉さん”になってみようかしら。

春に似合う、透明な化粧。
学校では決して穿かない、黒いオーバーニー。
ヒールは、ほんの少し背伸びする高さ。
コツ、コツと音を立てて、私の気持ちまで軽くなる。

バッグの中には、昨夜選んだ面白い英語の記事。
「これなら、あの子もきっと興味を持つはず」――そんな小さな賭け。

電車のホーム。
春の風がスカートの裾を揺らすたび、
私は“先生”ではない私に、少しずつなっていく気がした。

この気持ちは、いけないの?
それともただの、若い教師の小さな冒険?

答えはまだ分からない。
ただ、今日はレッスン、
少し楽しみにしている。
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