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誰にも言えない回顧録
第1章 32歳 専業主婦
リビングに戻った私は、すぐには義叔父の方向を直視できなかった。
万が一向こうからじっと見られたら。
自分自身が動揺してどうにかなってしまいそうで怖かったのだ。

ただ、少し時間を置いて考えているうちに冷静になることができた。
そもそも義叔父自身はどういう了見でいるのだろう。

先ほどの雑木林での一件。
酩酊している私を見て気付かないだろうとふんでの衝動的な行動だったのか?
それとも。拒まない、と見透かした上で明確な意思を持って行為に及んだのか?
いや、電話がかかってきた時のちょっとした狼狽えようなり、その直後の誤魔化しぶりを思い返すに私にはその下心を「悟られていない」し行為についても「気付かれていない」と考えているに違いないのではないか。

そこまで考え至るに及び、私は義叔父の隠された淫らな関心を引いている強い立場なのだ、という優越感を取り戻した。
興奮のしるしは目撃されてしまったとしても、それは義叔父にとってより欲情を高められる発見でしかなく、私が密かに悦んでいた証拠などとは思うまい。

そう頭を切り替えて本人の様子を伺うと、まるで景色が違って見えた。
目の前に、私の肉体に明確な関心を示している大人の男がいる。

ゆとりを取り戻した私は、周囲に違和感を与えない程度の振舞い方で義叔父に近づいた。
ソファに腰掛けている左隣にさりげなく間隔を空けて座り込む。
自然なしぐさでゆったりしたハーフパンツの裾を引き上げ、悪目立ちしない程度に両の太腿を半ばほどまで露わにする。
義叔父の視線がすぐさま内腿に滑り込んでくるのが横目にはっきりと見て取れた。

おしゃべりに夢中になっているていでソファの上であぐらをかいて見せる。
ふだんからよくする仕草なので自分でも自然だし誰も見咎めない。
ただひとり、捲くれ上がったハーパンの裾からさらに奥を覗きこもうとしている男を除いては。。

テレビの番組表を見るふりをして、ソファの座面に新聞を広げそこに覆い被さるように覗き込んで見せる。
少し高い位置に目線を置けば、ルーズフィットのTシャツの襟ぐりから私の乳房が半ば覗けるはずだ。
はたして、、義叔父が適当な相槌を打ちながら向き合った姿勢で新聞を覗き込むような姿勢を取った。

見せつけている相手がまんまと喰い付いてくる。
私はこの上ない優越感と高揚に酔い痴れた。
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