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誰にも言えない回顧録
第2章 28歳 大学職員

訪ねてきた時、パパは決まって私と一緒にお風呂に入りたがった。
最初はまだ時間も早いのになんで?と疑問にも思ったけれど、習慣づいてみるとそれはそれで自然なスキンシップの時間に思えていた。
広い浴槽にゆっくり漬かりながら、学校での話をにこやかに聞いてもらったりいろんなことを教えてもらったりするのはとても楽しい体験だった。
パパは日本語も堪能で、英単語の部分だけがネイティブな発音になってしまうところも面白かった。
だが次第に。
私自身が成長するにつれ、その時間は同じように流れているはずなのに徐々に変質していった。
肉体の変化をさらけ出すのに抵抗を感じて身を縮めていても、パパは気にする風もなく身体を洗ってくれようとする。
ずっとボディタオルを使って優しくこすっていたのがその頃には掌でじかに洗われるようになっていた。
膨らみ始めた乳房を柔らかく撫でるように洗われる。
時には先端を指先で摘まんで擦られたりする。
背後から身を寄せて、脇の下から両腕を差し込まれた格好でだ。
そして掌は次第に下へ降りていって、太腿の内側を丹念に擦りながら内側へと進んでいく。
大切なところは丁寧に洗わないとね、と言いながら股間まで進み、形をなぞるように泡立った指先が蠢くのだ。
ずっと続けてきたこと。
今さら妙に抗うのもおかしい気がして身を委ねるものの、日を追うごとにそのタッチは羞恥を掻き立てていくようになっていた。
それなのに。
いつしか私自身その時間を待ち遠しく思うようになってしまっていた。
パパに入ろうか、と言われただけで顔が紅潮し呼吸が乱れてしまう。
そして身を委ねている時間は寡黙になってしまっていた。
5年生の秋。
私は初潮を迎えた。
予め心構えはあったが、帰宅してトイレで初めて自身の経血が滲んだパンティを目の当たりにし、動揺していたところにパパがやってきた。
パパは動じもせず、経血で汚してしまった下着の洗い方、買い置いてあったナプキンの使い方などを教えてくれた。
パパに全てを握られた気がした。
お風呂に入ろう、といつものように言われる。
いつものように泡立てた掌で全身を愛撫され、恍惚となる。
顔をすっかり紅潮させ、蕩けた目つきで鏡に映る自分の顔を直視できない。
水流を弱めた温かいシャワーが股間に当てられる。
経血を洗い流した赤く染まったお湯が排水溝へ流れていった。
最初はまだ時間も早いのになんで?と疑問にも思ったけれど、習慣づいてみるとそれはそれで自然なスキンシップの時間に思えていた。
広い浴槽にゆっくり漬かりながら、学校での話をにこやかに聞いてもらったりいろんなことを教えてもらったりするのはとても楽しい体験だった。
パパは日本語も堪能で、英単語の部分だけがネイティブな発音になってしまうところも面白かった。
だが次第に。
私自身が成長するにつれ、その時間は同じように流れているはずなのに徐々に変質していった。
肉体の変化をさらけ出すのに抵抗を感じて身を縮めていても、パパは気にする風もなく身体を洗ってくれようとする。
ずっとボディタオルを使って優しくこすっていたのがその頃には掌でじかに洗われるようになっていた。
膨らみ始めた乳房を柔らかく撫でるように洗われる。
時には先端を指先で摘まんで擦られたりする。
背後から身を寄せて、脇の下から両腕を差し込まれた格好でだ。
そして掌は次第に下へ降りていって、太腿の内側を丹念に擦りながら内側へと進んでいく。
大切なところは丁寧に洗わないとね、と言いながら股間まで進み、形をなぞるように泡立った指先が蠢くのだ。
ずっと続けてきたこと。
今さら妙に抗うのもおかしい気がして身を委ねるものの、日を追うごとにそのタッチは羞恥を掻き立てていくようになっていた。
それなのに。
いつしか私自身その時間を待ち遠しく思うようになってしまっていた。
パパに入ろうか、と言われただけで顔が紅潮し呼吸が乱れてしまう。
そして身を委ねている時間は寡黙になってしまっていた。
5年生の秋。
私は初潮を迎えた。
予め心構えはあったが、帰宅してトイレで初めて自身の経血が滲んだパンティを目の当たりにし、動揺していたところにパパがやってきた。
パパは動じもせず、経血で汚してしまった下着の洗い方、買い置いてあったナプキンの使い方などを教えてくれた。
パパに全てを握られた気がした。
お風呂に入ろう、といつものように言われる。
いつものように泡立てた掌で全身を愛撫され、恍惚となる。
顔をすっかり紅潮させ、蕩けた目つきで鏡に映る自分の顔を直視できない。
水流を弱めた温かいシャワーが股間に当てられる。
経血を洗い流した赤く染まったお湯が排水溝へ流れていった。

