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愛染明王の御前で
第7章 第七話

「ひっ!」
四つん這いになっていた梢は恐る恐る振り向くと、そこには梢のように四つん這いになった藤乃がいた。
その藤乃の手が、肘を支点にして梢の尻を揉んでいたのだ。
「かわいいお尻してるわね、梢さん。スカートの上からもわかるわ。私、こんなに形がいいお尻見るの久しぶりなの」
あの妖艶な藤乃の表情がさらに色っぽくなっていた。
そして今度は絶妙な力加減で、梢の臀部全体を包むようにして撫で回した。
「お、奥様!な、何をなさるんです!」
咄嗟にその手を振り払おうとしたが、痴漢に遭ったときの女性のように声はどうにか出すことはできても、行動が伴わなかった。
あまりにも想像と違う光景を見てしまうと絶句するのと同じように、あまりにも意外なことをされると身体が付いていかない。
「私ね、かわいい女の子が大好きなのよ」
藤乃の声は色香を含んでいた。
「四つん這いになって私を挑発したじゃないの。梢さん」
「そ、そんなつもりは、あ、ありません!」
漏らしてしまったかもしれない部分を探していただけである。
立って雑巾掛けをするなど、礼に失する。
瑞鳳寺は礼儀にうるさいと店主から聞かされていたからこそ、梢は四つん這いになってまで廊下での粗相を綺麗にしようと思ったし、本堂もきちんと確認すべきだと思ったのだ。
四つん這いになっていた梢は恐る恐る振り向くと、そこには梢のように四つん這いになった藤乃がいた。
その藤乃の手が、肘を支点にして梢の尻を揉んでいたのだ。
「かわいいお尻してるわね、梢さん。スカートの上からもわかるわ。私、こんなに形がいいお尻見るの久しぶりなの」
あの妖艶な藤乃の表情がさらに色っぽくなっていた。
そして今度は絶妙な力加減で、梢の臀部全体を包むようにして撫で回した。
「お、奥様!な、何をなさるんです!」
咄嗟にその手を振り払おうとしたが、痴漢に遭ったときの女性のように声はどうにか出すことはできても、行動が伴わなかった。
あまりにも想像と違う光景を見てしまうと絶句するのと同じように、あまりにも意外なことをされると身体が付いていかない。
「私ね、かわいい女の子が大好きなのよ」
藤乃の声は色香を含んでいた。
「四つん這いになって私を挑発したじゃないの。梢さん」
「そ、そんなつもりは、あ、ありません!」
漏らしてしまったかもしれない部分を探していただけである。
立って雑巾掛けをするなど、礼に失する。
瑞鳳寺は礼儀にうるさいと店主から聞かされていたからこそ、梢は四つん這いになってまで廊下での粗相を綺麗にしようと思ったし、本堂もきちんと確認すべきだと思ったのだ。

