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第23章 旅の夜

「あっあっあっ♡‥はぁ‥指っ‥‥！
　‥‥ゆびっ、激しっ‥‥//‥どうして‥‥！？」

　これまでの鬼からの陵辱で──指で責められるのは初めてだった。

　戸惑う巫女の顎を掴み、自身に向けさせた鬼は、睨むような余裕のない目で彼女を見つめる。

「舐めて味わうのも格別だが……お前が淫らに溶けていく顔を、より近くで見てやりたいと思ってな……！」

「ああっ‥ああっ‥や、あ♡‥‥ぅぅぅあ‥‥//」

「もっと…俺に見せてみろ……」

　今の彼は巫女を傷つけぬよう、鋭い爪をおさめていた。

　爪は、鬼の強さの象徴──それを捨てるのは、たとえ一時的であれモノノ怪にとってはありえない行為である。

「‥ああっ‥待っ‥！待って‥‥‥あ‥ｯｯ‥‥//
　あっ！そこ‥‥ｿｺッ‥‥あなたの指が‥当たってる‥！」

「ﾊｧｯ…ふ…ココか？」

「その当たってるﾄｺﾛ‥//‥‥へん、ですっ‥‥どんどん‥
　どんどん‥‥ヘンに‥‥なります、からぁ‥‥♡」

「ああ わかっている……お前のﾅｶが健気に教えてくるぞ？ココを俺に捏ねられるのが たまらぬほど心地良いとな」

「こねてはっ‥だめですっ！‥ああっ♡あっ！‥またぁ‥！」

　長い指が媚壁をほじくり、彼女の身体が何度果てても、執拗に動き続ける。

　巫女が何を訴えても甘い責め苦は終わらず絶頂が繰り返された。

　身体が可哀想なほど痙攣し、快楽に乱れ、涙が止まらない。

　腰を逃がしたくても、足を動かしたくても、鬼の足でがっちりと固定されて逃げられない。

「どうだ…！？式鬼の舌を忘れるほどヨガり狂え…」

　息が上手くできず突き出した舌は、鬼の舌に絡め取られ、吸われ、嬲られた。

「はっ//ふっ‥うっ‥‥はぁ‥‥んんっ‥！！」

　舌を絡めたまま、また絶頂する。

　熟れて膨らんで痙攣が止まらない蜜壷は、男の指で狂おしいほど可愛がられて捏ねられて、責め立てられている。

　羞恥なんてものを感じる余裕もなかった。

　抵抗も考えられない。

　そんな巫女の顔を間近に見下ろす鬼は恍惚とした表情で、一瞬でも彼女から目を離そうとしない。