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巫女は鬼の甘檻に囚われる
第23章 旅の夜


「‥‥うわ がき‥‥‥‥うわ書き‥は‥‥
 今夜は、して、くださらないの‥‥‥?」


「──…!」


 熱く潤んだ瞳が鬼を見上げる。


 すぐに巫女は顔を伏せ、口をつぐんでしまった。




「………」


 鬼はこの瞬刻、思考も動きも止まったらしい。


「………っ、フゥーー………!!」


 腹の底から迫り出してくるような重たい息を吐き出す。

 鬼の瞳が燃えるように輝き、鋭い牙が覗く口元が震えた。

 欲情が彼の全身を支配して…漆黒の衣の下で、血管が浮き上がり、たくましい筋肉がさらに膨らむ。


 ....


 巫女の言葉が──鬼の理性を一気に崩してしまったのだ。



「‥‥ッッ‥」


 彼女の肩が反応し、本能的に縮こまる。



「………、お前」

「‥‥‥!?」

「後悔するなよ……!」

 一段と低い声で囁かれる。

 腰を引かれた巫女は鬼の脚の間に座らされ、太ももを閉じられないように固定された。

「あっ‥‥//」

 ズプッ...!

 そして鬼の太く長い指が、濡れて膨らんだ蜜壷に差し込まれた。

 グチッ..グチュッ!
 グチュッ、グチュッ、グチュッ、グチュッ...♡

「‥ぁぁぁっ‥‥‥あ♡」

 指は彼女の弱いトコロを掻き撫で、初めから容赦ない。

 媚壁を押し、擦り、敏感な点を執拗に責める。

 指が深く滑り込みグチュグチュと愛液をかき混ぜると、悲鳴に近い声が上擦った。



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