この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
巫女は鬼の甘檻に囚われる
第10章 赤い痕

 以前のような鋭い敵意が薄れ、代わりに複雑な感情が揺れている。

 この鬼が人喰いではないと知った今、彼女の心に生まれた罪悪感と、鬼への新たな視点がそこにあった。鬼はそれを敏感に感じ取り、口元に嘲るような笑みを浮かべた。

「どうした? 俺にすべてを捧げたくなったのか?」

 その挑発に、巫女の瞳が一瞬揺れる。彼女は快楽に染められそうな頭で、必死に思考を繋ぎ止めた。

(そうではないっ……ただ、もう少し、きちんと、この鬼について知りたいだけ)

 彼が800年もの間──探し続けている物
 彼の孤独
 彼の欲望の根源

 それを知りたいと、彼女の心は囁いていた。だが今、口から漏れるのは、抑えきれぬ喘ぎ声だけだった。

「ん‥‥っ‥‥ちが‥‥ぁぁっ‥‥‥違い、ます‥‥//」

「ふっ……強情な女だ」

 彼女の否定は弱々しく、鬼はそれを聞いて低く笑った。

 彼は自らの下衣を緩め、天に向けて猛ける屹立を露わにする。

「‥いけません‥‥っ‥‥こんな、明るい中でなど‥‥!」

「そうか?」

 彼女の懇願は虚しく、鬼は彼女の腰をグイと引き寄せた。

 昼の強い光が縁側を明るく照らし、巫女の白い肌と鬼の漆黒の着物が鮮明に浮かび上がる。


 グチュ....!


 鬼の先端が彼女の秘裂に触れ、ゆっくりと押し入った。

「んああっ‥‥//」

 巫女の身体が圧倒的な質量に怯えて、痛みと熱が同時に襲う。

 しかし驚くべきことに、彼女の媚壁は以前よりも柔らかく、鬼の屹立に絡みつくように収縮していた。

 鬼はそれを感じて、低く唸る。

「お前の身体……っ、俺を悦ばせるようになってきたな」

 二人の繋がっている部分は明るく照らされ、鬼の視線がそこに注がれる。

 見られている。それを知る巫女の顔は羞恥で真っ赤になり、涙が頬を伝う。



/97ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ