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午後四時までの性隷
第26章 自分史最高の絶頂
ラストのひと突きで、私の頭の中は真っ白に弾け飛びました。

榎木さんも雄叫びのような声を上げて私を抱き締めてきます。

それと同時に、私の胎内に熱いミルクが放出されたのを感じ取りました。

何年も感じていなかった放出。

こんなに気持ちのいいものでしたでしょうか。

それさえも忘れ去っていました。

ドクンドクンを脈を打つたびに注がれる雄の白いマグマを、私の花園は喜んで受け入れたのです。

「あ…熱い!榎木さんの精子が、熱い!」

「アイさんのオマンコも熱いですよ!」

夫に抱かれていなかった期間を全て取り戻したかのような結合でした。

榎木さんはそのまま、私を背後から抱き締めてくれていました。

私は私で、その体温を全身と花園で感じながら、榎木さんにやっとの事で立っている身体を預けていました。

「はぁ…はぁ…」とお互いの熱い息が余韻となって、階段ホールの空気を支配しました。

絶頂を得たふたりにしか味わうことのできない空気です。

もし誰かがそのドアを開けて入ってきたとしても、それを拒絶できるような空気…。

数年も得ることのできなかったセックスでの絶頂は、言葉では示すことは不可能です。

こうして、その充足感を余韻として愉しむことだって、夫とはできていませんでした。

得も言われえぬ気分とはこうした気分なのだと、生まれて初めて知ったのです。
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