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午後四時までの性隷
第28章 幕間
報告書が完成した旨を伝えると、依頼主はすぐにやってきた。

「こちらになります。ご指定のあった方々からお話を伺いました。どうぞご精読ください」

子供が読んでも10分あればお釣りがくる内容の報告書だった。

スラスラっと読んだ依頼主は、こう言い放った。

「ありがとうございました。この報告書は破棄してください」

所長と所員、二人が同時に「えっ?」と声をあげた。

女性所員が聞く。

「どのような理由でですか?」

「理由ですか?読みましたからもう必要ないので」

さらに何かを言いたげな女性所員を遮って所長が言った。

「そうですか。ところでご満足はいただけましたでしょうか?」

「満足も何もありません。報告書を読んで事実がわかった。ただそれだけです。そこにあるシュレッダーにかけてください。それを見届けてから帰ります」

「承知しました」

男性所長はそう言うと、自ら報告書をシュレッダーにかけた。

横目で見た依頼主は「では、こちらが報酬です。お確かめください」と言って、茶封筒を渡した。

中を確認した所長が「はい。間違いなく頂戴しました」と言うやいなや、依頼主は席を立ち、事務所を後にした。

「所長。なんなんですかね、あの人」

女性所員はもう依頼主とも呼ばない。

「さぁな。今度PTAの会長選にでも出るんじゃないのか?で、近所の評判が知りたかったとか…ね」

報酬が手に入ったので、所長の興味もすでに薄れている。

「せめて持って帰ればいいのに」

女性所員は粉々になった報告書を恨めしそうに眺めた。
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