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午後四時までの性隷
第4章 ひとつ増えた日課
はしたない声は、夫と娘には届いていないようでホッとしました。

相変わらず二人でスマホゲームに夢中だったからです。

「お風呂上がったの?」のひとことさえないので、大丈夫でしょう。

その夜、夫に求めても無駄でした。

女ですから、そのものズバリをいうことははしたないと思うので、やんわりと…。

そうしたら、夫からもやんわりと断られてしまいました。

やはり夫は女として私を見てくれていないんです。

おかげで欲求不満は溜まってゆくばかり…。

お風呂で火照った以上に、性に対する欲望で火照った体は、なかなか鎮まってくれません。

一度のオナニーでは満足しなかったんです。

寝つきも寝起きも悪いまま、太陽が昇りました。

それから…。

私はシンクの下に隠したあのゴシップ誌を取り出しては、陽の高いうちから自慰行為に耽ることが多くなりました。

あやめさんのようにされてみたい。

あやめさんのように感じてみたい。

次第にその思いが強くなっていきました。
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