この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
午後四時までの性隷
第9章 初対面までの道
視線の先にある時計の針を見ると、最後のメッセージのやり取りから一時間が経っていました。

「時間の許す限り待ってます」

榎木さんのあのメッセージが頭の中にちらつきます。

バッグをひったくるように携え、私はパンプスをそそくさと履き、家を出ました。

その瞬間です。

お隣の奥様が、玄関脇の植え込みに水をあげていました。

「あら!お出かけ?」

いつもなら自然とお返事ができるのに、つい口ごもってしまいました。

「今日も素敵ねぇ」

奥様の何気ないひとことだったと思いますが、今の私には氷の刃のように心に突き刺さります。

「と…とんでもないです。ちょっと…そ…そこまで…」

「そのスタイルなら、もしかしてMデパートかしら?今日、折込チラシが入ってたものね」

やはりいつもより気合の入ったファッションを、女性というものは見逃してくれません。

「え…ええ」

「じゃあ、私もご一緒していい?」

「えっ?!」

まさかそんなことを言われると思っていなかったので、普段なら決して出ないトーンで声をあげてしまいました。

私の反応を察したのでしょうか、奥様が即座に遠慮します。

「でもねぇ。これから支度したらお待たせしちゃうから、やめておくわ」

「そ…そんなこと…」

「いいのいいの。一人でのんびり見て回りたいわよね。ごめんなさいね。行ってらっしゃい」

屈託のない奥様の笑顔に、なぜか怖さを感じてしまう自分がいました。
/46ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ