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午後四時までの性隷
第10章 平日午前のデパート
喫茶室の向かいからちらっと覗いた店内は、まだガラガラ。
男性客が三組いるだけでした。
その中のひとり、喫茶室の一番奥にあるボックス席に座っていたスーツ姿の男性が立ち上がりました。
こちらに向かってきます。
身長は170台後半といったところでしょうか。
短めに整えられた髪。
浅黒い顔。
がっしりとした上半身。
ぱっと見、30代前半。
私と年齢はほとんど変わらないように見えます。
その容姿はメッセージでやり取りして教えてくださった榎木さんそのものでした。
目の前で歩みが止まり、微笑みながら言ってくれました。
「アイさんですね。今、メッセージ受け取りました」
スマホの画面を私に見せます。
そこには今、私が打った「着きました」と書いてあるメッセージが映っていました。
「はじめまして、榎木です」
「ア、アイ…で、です」
緊張のあまり固まってしまっていたのですが、榎木さんが「さあ、こちらへ」と丁寧にエスコートしてくださったおかげで、どうにか歩みを進めることができました。
私が入り口を背にして向かい合わせて席に着いても、視線を合わせることができません。
あれだけメッセージでやり取りをしていても、いざ顔を合わせたとなると、どうしていいのかわからないのです。
男性客が三組いるだけでした。
その中のひとり、喫茶室の一番奥にあるボックス席に座っていたスーツ姿の男性が立ち上がりました。
こちらに向かってきます。
身長は170台後半といったところでしょうか。
短めに整えられた髪。
浅黒い顔。
がっしりとした上半身。
ぱっと見、30代前半。
私と年齢はほとんど変わらないように見えます。
その容姿はメッセージでやり取りして教えてくださった榎木さんそのものでした。
目の前で歩みが止まり、微笑みながら言ってくれました。
「アイさんですね。今、メッセージ受け取りました」
スマホの画面を私に見せます。
そこには今、私が打った「着きました」と書いてあるメッセージが映っていました。
「はじめまして、榎木です」
「ア、アイ…で、です」
緊張のあまり固まってしまっていたのですが、榎木さんが「さあ、こちらへ」と丁寧にエスコートしてくださったおかげで、どうにか歩みを進めることができました。
私が入り口を背にして向かい合わせて席に着いても、視線を合わせることができません。
あれだけメッセージでやり取りをしていても、いざ顔を合わせたとなると、どうしていいのかわからないのです。

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