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午後四時までの性隷
第11章 喫茶室での説得
「触ってみたくありませんか?」

「えっ?」

思わず大きな声が出てしまいました。

ウェイトレスさんがこっちを見たような気がしました。

羞恥心に溺れそうです。

「さ…触るって…、な…何をですか?」

私の囁きに榎木さんは微笑んで言います。

「縄に決まってるじゃないですか?なにか他のものを触りたかったんですか?」

私という存在が蒸発してしまいそうなほど恥ずかしかったです。

妄想が膨らみすぎて「触る」といわれて、イケナイものを触るとかと勘違いしてしまったのです。

「そ…そうですよね。あ、あは…あはは…」

真っ赤になった顔を隠すことはできませんでした。

榎木さんは「あっ、おかしな質問をしてしまってすみません」と謝ってくれましたが。

「包みをちょっと破ってみませんか?」と誘ってきたのです。

「こ、ここでですか?」

「そうです。ここでです。先ほども言ったでしょう?誰にもわかりませんから大丈夫ですって」

たしかにウェイトレスさんも来ませんし、他のお客が隣の席にくるような雰囲気もありません。

相変わらず喫茶室は静かな空気のままです。

しかし、袋を開ける勇気は私にはありませんでした。

「では、こうしましょう」

榎木さんが提案してくれました…。
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