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午後四時までの性隷
第11章 喫茶室での説得
「それを持って化粧室へ行ってらしてください。ここで触れなくても、化粧室の個室でなら平気でしょ?」
「な…なぜ、そこまでして?」
「見てるだけで満足しましたか?」
図星でした。
あれだけ喰い入るように見つめていたら、誰だって「じゃあ手に取れば?」と言うでしょう。
私がショーケース越しに宝石を見ている女性のように、榎木さんには映ったかもしれません。
言い返せずに下を向いていると、榎木さんはスマホを取り出しメールをし始めながら言いました。
「お気になさらずに、午後に伺う取引先にメールをしておこうと思ったので。アイさん、御手洗へ行かれてはいかがです?カフェインを摂取するとトイレが近くなりますからね」
榎木さんは紙袋を私のバッグに無理やり入れて、軽く目を閉じて頷きました。
私の気持ちは見透かされています。
手のひらを逆さに押し出すような仕草をします。
まるで「どうぞどうぞ」というように。
榎木さんはまた私から完全に視線を離し、スマホを弄っています。
そのまま席に座っていても良かったのですが、言われてみるとたしかに尿意もありました。
緊張とリラックスを繰り返していて、それをも忘れてしまっていました。
モジモジしていると、よりトイレに行きたくなります。
ここで漏らすわけにはいきません。
すると私のスマホが再び震えました。
なんだろうと思っていると、榎木さんが笑っています。
あのアプリが知らせます「新着メッセージが1件あります」と…。
「な…なぜ、そこまでして?」
「見てるだけで満足しましたか?」
図星でした。
あれだけ喰い入るように見つめていたら、誰だって「じゃあ手に取れば?」と言うでしょう。
私がショーケース越しに宝石を見ている女性のように、榎木さんには映ったかもしれません。
言い返せずに下を向いていると、榎木さんはスマホを取り出しメールをし始めながら言いました。
「お気になさらずに、午後に伺う取引先にメールをしておこうと思ったので。アイさん、御手洗へ行かれてはいかがです?カフェインを摂取するとトイレが近くなりますからね」
榎木さんは紙袋を私のバッグに無理やり入れて、軽く目を閉じて頷きました。
私の気持ちは見透かされています。
手のひらを逆さに押し出すような仕草をします。
まるで「どうぞどうぞ」というように。
榎木さんはまた私から完全に視線を離し、スマホを弄っています。
そのまま席に座っていても良かったのですが、言われてみるとたしかに尿意もありました。
緊張とリラックスを繰り返していて、それをも忘れてしまっていました。
モジモジしていると、よりトイレに行きたくなります。
ここで漏らすわけにはいきません。
すると私のスマホが再び震えました。
なんだろうと思っていると、榎木さんが笑っています。
あのアプリが知らせます「新着メッセージが1件あります」と…。

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