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わたしのお散歩日記
第14章 社員旅行
 着てみると、膝上十数センチのスカートで太ももは丸見え。肩と背中が大胆に開いていて、胸元には小さなスパンコールが散りばめられていました。胸の谷間が見えそうだからと衣装をずり上げれば、今度はパンティが見えそうで…。生地も薄いし、薄い割にはごわごわした肌ざわりには鳥肌が立ちそうでした。ご丁寧に髪飾りまでありました。

 こんな格好でよりによって会社の人たちの前に出て行くなんて。わたしは、ほろ酔い加減が一気に醒めてしまうようでした。もっとお酒をのんでおけばよかったかも…と少し思いました。今だけでも…と、わたしは衣装の上から浴衣を着て帯もきつく締めました。

 Aさんはいつもの無表情で、職場で仕事をこなしているようにかばんから自分の衣装を取り出しています。着物のようです。優雅な日本舞踊でも披露するのでしょうか。こんなハレンチな衣装を用意した人とは思えません。苦情を言いたい気持ちもありましたが、あとわずかで始まるというときにわざわざそんなことを言うのも…と思い直しました。

 Aさんも支度を終えたようです。光沢のある着物地、整えられた帯結び、手元の扇子。髪もアップにまとめて完璧な和服姿です。新人にはハレンチ衣装を着せておいて、自分は安全圏だなんて。わたしは思わず心の中で(ずるい…!)と叫びました。

 お座敷の照明が消えました。そして、舞台の上から赤や青の照明がくるくると回り始めました。余興の時間が始まりました。一緒に会社に入った男子社員が向こうの袖から舞台の真ん中に走り出て行きます。浴衣を脱いで全裸で…。手には銀色のお盆を持ってはいましたが…。

 『おいおい、控えろ控えろ!』
 『いいぞ、もっとやれ!」
 『そっちじゃない、違う違う、ちゃんと前を…!』

 座敷からは耳を塞ぎたくなるような下品な野次が飛んでいます。これから一緒に踊る子もさぞやイヤな顔をしているだろうと思って横を見たら、二人ともなぜか笑っていたのです…。少し呆れたような、でも楽しんでいるような、不思議な笑顔。わたしは戸惑っていました。男子社員たちが音楽に合わせて踊り始めます。舞台の袖から見ているので、背中もお尻も丸出しです…。男の人の裸を見るなんて、いつ以来のことでしょう…。

 『今年の男の子は出来がいいわね』
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