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監禁!水沢笑子
第1章 決意
この作品はフィクションであり、登場する個人、団体等は架空ものである。

水沢笑子は30歳。都内A警察署の念願の捜査1課にこの春配属された。やや長い髪を仕事中はしっかりと後ろに束ねて、色も茶から黒に変えた。黒の上下のスーツを着て化粧は薄く、きらりと光るつり目でやる気オーラを振りまいていた。課長含めて7人の1課のうち唯一の女性だ。今の時代でもまだまだ警察は男社会、磯崎課長は笑子を現場より署内で留守番をさせることが多かった。今日はコンビニ強盗事件が発生し、課長と笑子以外は現場に急行していた。笑子の中に自然とストレスが溜まっていく。現場に出たい。捜査をしたい。

電話が鳴った。課長が笑子より一瞬早くとる。
「はい1課」
「・・・」
「わかった。人をやる」

「水沢君、受付に帰り道がわからなくなった高齢者が来てるから対処して」
「え?それって捜査課の仕事ですか?」
「いいから行って」

ムッとしたがぐっと我慢した。捜査1課は2階にあったので笑子は階段を降りて受付に向かった。受付には70歳を超えた女性が立っていた。和服姿でハンドバッグを持っていた。
「どうしました?道がわからないの?」
笑子は優しく接した。高齢の女性は申し訳なさそうにお辞儀をしてマイナンバーカードを出した。高山梅子、住所を見るとすぐのところだった。笑子は梅子を連れ出した。閑静な住宅街だ。歩いている間は梅子は一言もしゃべらなかったが、自分の家の前に来ると
「ここよ、ここよ」
嬉しそうに声を上げた。その家は相当傷みが激しい木造の2階家だった。

「じゃ、私帰るわね」
笑子が帰ろうとすると
「待って、上がってお茶でも飲んでって。1人は寂しくて」

どうせ署に帰っても仕事もらえないし・・・そう考え笑子は言葉に甘えた。


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