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色魔に。美少女から美女からの献身。ありえない男女の関係性。
第4章 かんちがいしてる女子校生
 「名前訊いてもいいですか」意外にも相手はよく喋る。なぜこの娘は電話を切らないんだろうと思いながら。前後ろの前に田んぼの田に秀才の秀に樹木の樹で前田秀樹だといった。「はじめてです。フルネームを、それに名前の漢字までおしえてくれた人」よく電話してるんだ。テレクラに慣れてるんだね。何人くらいに逢ったことあるの。逢った人となにしたの。いったら即切られる。そんなこと訊くのはバカでしかない。

 「下の名前でいいからおしえてほしい」
 「絵梨花です」返事は早かったがどんな字かいわない。
 「エリカさんか、こんなオジサンと話するより若い人のほうがよくない」
 「正直にいいます。ワタシ毎日テレクラに電話してます。やめれないんです。でも逢ったことはないです。ひとりだけ逢うかどうか迷ってる人はいます。でも連絡先は交換してません。この時間にいるから電話をして話はしてますけど、逢うのは、まだ抵抗があります。でも今日前田さんとお話をして、また話をしたいと思いました」逢いたいより話をしたい信憑性がある。「でも、ここには、もう来るかどうかわからないんですよね」
 「そうだね」
 「ほら、それ、逢えるなら来るよ。そうな適当なこといわない」前田は失敗したとは思わない。受話器からは笑い声も聞こえた。
 「じゃあ、約束なしで、この街に来る。そこで電話が繋がったら逢ってくれる」
 「ぜったい来ませんよね」
 「バレたか」
 「今日はこっちに泊らないんですよね」
 「そうだね」
 「逢ったら泊ってくれますか」その選択肢は皆無だ。

 「エリカさんは、何目的で電話してるの」毎日していると訊いたがそれはいわない。すぐに返事がなかったが。
 「エッチに興味があります」二十代の頃なら、この娘とかならず逢う。それで必死になっていたと思うが。
 「カレシはいるの」
 「今までひとりもいないです」
 「処女なんだ」逢いたいも逢えるかも思っていない。なのでかんたんに訊いた。切られたら、もう帰るだけだ。
 「そうです」
 「はじめての人がテレクラで知り合った人でもいいの」
 「はじめては大人の人がいいです」
 「なんで」
 「大人の慣れた人がいいから」

 この娘はかんちがいをしている。40で童貞もいれば50で素人童貞もいる。大人だから慣れているはまちがいなのだ。
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