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ドMな王妃は、ドSな王様にやらしく溺愛される
第1章 ♡
そして、彼は、私の肩を軽く押し、身体を優しく倒した。
視界には、彼の姿しか見えない。
目が合って、焦れったくなって、視線を外す。
すると、彼が私の頬に触れ、どこを見たらいいのかわからない私に、『僕の顔をみて。』と言っているように、彼しか見れなくて。
「ミシュエル…。」
私たちは、さらに身体を寄せ合い、きつく抱きしめた。
「愛おしくて、たまらない。さあ、 もっと、近くへ…。」
すると、彼が着ていた白いネグリジェを、静かに脱ぎ始める。
少しずつ、彼の肌の部分が多くなる。肌は白くて、清き美しい。だけど、私よりずっと身体は大きくて、腕もがっしりとしていた。
指先も太い。一つ一つの指の骨がはっきりとしている。
彼の指が、シャツの隙間からすっと入ってくる。その瞬間、空気が肌に触れる感覚が変わった気がした。
温かくて、優しい手が、まだ触られたこともない私の身体を静かになでる。
その感触が心地よくて、私は身体を震わせた。
「あぁ…本当にだめ…っ、私、変になっちゃう。」
こんな姿、誰にも見られたことないのに。
羞恥心で、どうにかなりそうだった。
しかし、私の反応は対照的に、彼は私の身体を恥じらう様子もなく、じっと見つめていた。
「レ、レグドル…。 そんなに、見ないでぇ…。恥ずかしいから。」
私は、思わず顔を隠す。
「やだ。 見せて。 ミシュエルの全部を、僕は全部みたい。」
彼は、私の手をどかした。
男と女の力の差がよくわかる。
一生懸命、だらしない顔を見られたくなくて、手で隠す私の力を、彼は、すぐさま片手でどかしてしまったのだから。
力の差を見せつけられたようで、また鼓動が早まってしまう。
「僕は、君のすべてを愛しているから。 愛おしくて、どうになってしまいそうだ。」
再び、唇を重ね合わせる。
彼は、優しく、私のネグリジェのボタンを静かに、プチン、プチンと外していく。
一つのボタンが外れる度に、羞恥心が高まる。

そして、彼もまた、自分のネグリジェを即座に脱いだ。
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