この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
木漏れ日をすくう手
第8章 たった一日、会えないだけで
放課後、寄り道せずに帰った。
部屋の机の上には、書きかけの手紙がある。宛先も、名も書いていないままの、あの手紙。

“いつか渡せたらいいな”と思いながら、今日も触れなかった。

窓の外から、夏の空気が入り込んでくる。
風はまだどこか湿っていて、気持ちをふわふわとさせた。

(会えないだけで、こんなに気持ちが乱れるなんて)
(もう、ただの“好きな先生”じゃないのかもしれない)

だけど、それが恋なのか、憧れなのか、まだよくわからない。

ただ――椎名先生が笑ってくれるだけで、うれしい。
それだけは確かだった。

夜、布団にくるまりながら、もう一度だけ保健室の扉をノックする夢を見た。
/25ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ