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火照るあなたの横にある小説
第2章 触れ合う温度

【ほどける鼓動】
千景の喉から漏れたかすかな声に、藍の瞳が細くなる。
「……かわいい」
その一言で、千景の肌はまた熱を帯びた。
藍の舌が、胸の先に触れる。
柔らかな感触と、ぬるく濡れた刺激。
たったそれだけで、千景の身体は驚くほど素直に反応した。
「千景、ここ、こんなに……感じてる」
指先で確かめられるたび、千景は脚の内側に熱を感じた。
知らなかった。
触れられることが、こんなに――こんなにも、快感なんて。
「やだ……見ないで……」
思わず顔を隠そうとした手を、藍がそっと握る。
「見せて。千景の全部。……だいじにするから」
その声の優しさに、ふいに涙がこぼれそうになる。
恥ずかしさも、怖さも、どこかへ薄れていった。
藍の手が、太ももを撫でる。
内側へ滑り込む指先は、ためらいなく、けれど丁寧に、濡れた部分へと触れていく。
「すごい……こんなに」
熱い感覚が、千景の奥に押し寄せてくる。
藍の唇がまた胸元に戻り、同時に指先が深く入り込んできた。
波のような快感が、千景をのみこんでいく。
息がうまく吸えない。
だけど、怖くはなかった。
――だって、藍が触れてくれてる。
わたしを、ちゃんと見てくれてるから。
千景の喉から漏れたかすかな声に、藍の瞳が細くなる。
「……かわいい」
その一言で、千景の肌はまた熱を帯びた。
藍の舌が、胸の先に触れる。
柔らかな感触と、ぬるく濡れた刺激。
たったそれだけで、千景の身体は驚くほど素直に反応した。
「千景、ここ、こんなに……感じてる」
指先で確かめられるたび、千景は脚の内側に熱を感じた。
知らなかった。
触れられることが、こんなに――こんなにも、快感なんて。
「やだ……見ないで……」
思わず顔を隠そうとした手を、藍がそっと握る。
「見せて。千景の全部。……だいじにするから」
その声の優しさに、ふいに涙がこぼれそうになる。
恥ずかしさも、怖さも、どこかへ薄れていった。
藍の手が、太ももを撫でる。
内側へ滑り込む指先は、ためらいなく、けれど丁寧に、濡れた部分へと触れていく。
「すごい……こんなに」
熱い感覚が、千景の奥に押し寄せてくる。
藍の唇がまた胸元に戻り、同時に指先が深く入り込んできた。
波のような快感が、千景をのみこんでいく。
息がうまく吸えない。
だけど、怖くはなかった。
――だって、藍が触れてくれてる。
わたしを、ちゃんと見てくれてるから。

