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大きなクリの木の下で
第9章 由里子の家

「まあ!この人がこんなにも美味しそうに食べてくれるなんて!」

「料理は味付けは勿論のこと、見た目と日本人である以上、やはり食事はお箸で頂きたいものなんですよ」

由里子も竹本が口をつけたお箸で「そんなものかしら?」と口に料理を運ぶ。

「嘘じゃないですよ、試しに僕に使っていた先割れスプーンで食べてみなさい」

そう言われて味に変化があるわけないじゃないと言いながら、先割れスプーンで同じ料理を口にする。

「あらやだ…全然美味しさが違うわ!」

「でしょ?」

同じ味のものでもスプーンと箸では美味しさが全然違った。

「いいことを教えてもらったわ
これなら主人の食も進むわね」

そう言って登喜子は旦那と見つめ合う。
旦那はニコニコして、とても嬉しそうに見つめ返した。

「ありがとうございます
主人のこんなにも美味しそうに食べる顔を見たのは久しぶりよ」

「日本人ですからね
和食はお箸で食べるのが一番旨いんですよ」

「そうね…
あなた、たくさん召し上がれ…」

自分の手料理を美味しそうに食べてもらえるのが嬉しいのか
登喜子はちょっぴり涙ぐんでいた。

「あなたもたくさん食べてスタミナをつけてちょうだい」

由里子がそう言うと登喜子が「まあ!スタミナをつけるだなんて…」と顔を真っ赤にした。

「やだ、勘違いしないでよ
スタミナをつけて来るべきリハビリを頑張ってねという意味よ」

「そうね、リハビリも頑張ってもらわないとね
あなたもそうよ、頑張って食べてスタミナをつけてもらわなきゃ」

しっかり食べてもらえれば、今夜、久しぶりにアレが勃起するかもと、登喜子はすっかり淫乱モードになりつつあった。
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