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大きなクリの木の下で
第2章 二人だけのディナー

「彼女さん、いないのね。
じゃあさ、性処理なんかどうするの?
やっぱり風俗とかに行っちゃうわけ?」

「僕は風俗は行きませんよ、そりゃ、男だから興味はあるけど
性処理は…その人並みにね…」

「人並みって?」

「いや、だからこう…」

竹本は右手でオッケーサインを指ですると
それを股間に近づけて上下に揺すった。

性処理は、もっぱらオナニーですよと暴露したようなものだった。

その手の動きを静香がジッと見つめていた。
その視線に気づいた竹本は『俺、何をバカ正直に白状してんだ』と慌てて手の動きを止めた。

「そういう雨宮さんこそ性処理はどうしているんですか?」

逆襲だとばかりに竹本は話題を静香に振った。

「私?私もそうね人並みかしら?」

「女性の人並みって?」

「だからこうよ」

静香も酔っているものだから、気分が高揚して左手で乳房を揉んで右手は股間に持ってゆき、円を描くように撫でた。
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