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大きなクリの木の下で
第2章 二人だけのディナー

か細い静香の指で握られたペニスは血管を浮き上がらせて絶好調にフル勃起した。
欲情が加速し始めて、ホックを外して浮きブラになった乳房に竹本の手が襲いかかる。
下乳の膨らみを持ち上げるようにしながら指先は勃起した静香の乳首に向かいかけた。
そのタイミングでリビングの壁に設置されているインターホンのレシーバーから静寂を引き裂くようにけたたましくピンポーンと鳴り響いた。
その音に驚いて、サッと静香のボディから竹本の手が逃げていった。
「もう!いいところなのに誰よ!!」
静香にしても、このまま竹本と肉体関係を結びたいと思っていただけに、かなりイラついた口調で「はい、どなた?」とインターホンのマイクに向かって怒鳴りつけた。
- あら?ご機嫌ななめじゃない
私よ美代子よ -
なんでこのタイミングで来るのよと
静香はあからさまにがっかりと肩を落とした。
「誰?」
「大学の時からの友人…大場美代子って子よ」
- ちょっとぉ!いつまでも待たせるのよ!
一人で寂しい夜を過ごしているんじゃないかと思ってビールを買ってきたのよ。今夜は二人でとことん呑みましょうよ -
「かまわない?」
静香は振り返って竹本にお伺いを立てた。
「かまわないもなにも、ここはあなたの部屋だし、あなたを尋ねてわざわざ来てくれたんだから」
そう言いながら一気に萎れたペニスをズボンの中に戻して平静を装った。
「よっ!お久~!!」
ドアを開けると大場美代子が飛び込んできた。

