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大きなクリの木の下で
第1章 初めて見せた弱さ

しばらくして宗一の仕事が忙しくなり、
お互いにすれ違いの生活が続いた。

ある夜、宗一の残業が深夜にまで及んでしまい、
帰宅すると静香は勉強机に突っ伏して眠っていた。

『本当なら、この子に両親がいて、勉強に没頭できるはずがこんな厄介な男が引き取ってしまったばかりに不自由をさせてしまうな…』

「さて、俺もひと風呂浴びて寝るとするか」

部屋の去り際に何気なく静香の髪を撫でた。
プンとトリートメントのなんともいえぬ良い香りがした。
静香の背に毛布をかけた時に、少しだけ静香の肩に手が触れた。
柔らかい弾力のある肌にどうしたことかムラムラしてきてしまう。

『いかんいかん!この子は私の娘なんだ』

そう思って部屋を去ろうとするのだが、
彼の手は彼女の体から離れようとしない。
宗一の男としての部分が目覚めかけていた。
肩に置いた手は、ゆっくりと背中を撫で下ろし、肩甲骨に沿って静香のわき腹をも撫でていた。
指先に乳房の膨らみを感じると、股間のイチモツは激しく勃起し始めていた。

背後から抱きついて彼女を陵辱したい衝動にかられる。
早く立ち去れと頭ではわかっているのに、
気づけば背後から静香の乳房を揉んでいた。
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