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大きなクリの木の下で
第4章 文豪 中岡清史郎

「さて…お前はどうやら儂の書いた性描写に納得がいかないようだな。
若いくせにそれなりの経験値があると見た。
どうだろう、儂に手ほどきをして性描写の改善に一役買ってくれんかね」
そう言って一人掛けのソファーから立ち上がって、静香が座っている客人用の三人掛けのソファーの隣に密着するように座ってきて親しみを込めて静香の肩を抱いてきた。
最初はふざけてるんだと思っていた。
だから、静香も笑ってやりすごしていた。
それが、当然のように中岡の手が胸に伸びてきて悪戯し始めた。
「やめてください!」そう言いながらも抵抗せずにいると、中岡も手を止めてくれない。
正直、中岡の愛撫に亡き父との愛を交わしあった日々が脳裏に甦えってきていた。
忘れかけていた体に火が着いてしまっていた。
否定の言葉を発しながらも、あからさまに拒絶しない静香に自分を受け入れてもらえると勘違いした中岡の手がブラウスのボタンを外し始めたのです。
「先生、ご冗談はそれくらいにして」そう言って胸を揉む手をやんわりと引き剥がした。
その手は今度は股間の陰毛が生えている恥丘の上に被せてくる。今度は引き剥がそうとしても離れてくれなくて、そのうえ中岡は白いブリーフに包まれた己の砲身を静香の手に握らせてきた。

