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レッスンの仕方が間違っている!
第4章 3次審査まであと7日
「確か午前で、村さんが本社来いって言ったっけな。つか、俺オフじゃねーの!?……まぁ、いーけど。」

 椿帰したし。
 今から本社行くか……
 どーせ暇。
 アイドルのオフなんて皆こんなもんだろ?
 知らないからわかんねぇけどな。

 功は再度ソファーの上に畳んで掛けておいたパーカーを羽織る。
 玄関付近の壁に掛けたコルクボードからシルバーの十字架がぶら下がる鍵を取り家を出た。
 勿論鍵は用心深くかけて。

「ブルーーーンブルーン・ブルゥゥウンブルルルルゥウン」

 功はK1200Sに股がりS★P本社に向かった。

「村上さん、渡すものって何ですか?」
「あれ、功くん敬語に戻っしちゃったんですか?せっかく面白かったのに。」
「からかわないで下さい!それより要件は何ですか??俺今日オフなんですよ?」
「どーせ暇していたんでしょう、超・人・気・アイドルなのに。」
「最後は余計です。」
「では逃げられたんですか?慰めて差し上げましょうか?」
「結構です!!鈴木さんに妬かれるのは恐いですからね。」
「功くん、やはり敬語やめて欲しいです。駄目ですかー?」
「お願いされても……」

 じとっとした目で村上は功を見た後、薄目で笑いかけてくる。

「あ~っも、面倒くさっ。村さん、わかったから。で?要件は~??」
「わぁ~っ、世に言うギャップ萌えですね。」
「目をキラキラさせんなっ!」
「ん~っ確かに新鮮だねぇ。功が村上さんに対してタメ口聞くなんてねぇ。」
「あの~、いつ本題入る訳?」
「あぁ~これ、これ。」

 鈴木は何やらCDとDVDをバインダーから取り出して功に差し出した。

「まさか、」
「そぅ、そのまさか。」
「ちっ……期限は?」
「今日含め1週間。」
「マジかぁ……つーか、またか。」
「ごめんねぇ。他の子に構ってたら、こんな時間かかっちゃってね。」
「はぁ、やっぱな……今回はどの新人?」
「おぉ~よく新人てわかったねぇ。」
「アンタに頼むんだから、だいたい目星はつくよ。」
「モデル出身だっかなぁ。」
「赤城涼子ですね。」
「あぁ、Tiaraの専属か。」
「流石は功くんよく知っていますね。」
「新曲って捉えていんだよな?」
「はいそうです。」
「まだなんか企んでそうだな。」
「はいそうです。」

 怖い、怖すぎる。
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