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レッスンの仕方が間違っている!
第5章 3次審査まであと6日
「ふぁ~~っねっむ……やっぱ徹夜するんじゃなかったぁ。功の言う通り寝とけばよかった~っっ。頭痛ぁ……」
部屋の時計は5:30を指していた。
いつもならランニングの準備を始めている時刻だ。
椿はカーペット一面に、ルーズリーフを散らけたまま仰向けになつた。
ルーズリーフには彼の筆跡でぎっしり振りが書かれ、白い所が殆ど無い。
片耳にイヤホンをつけ、黒のスウェット姿。
「走るかぁ。走らないのもなぁ。あぁけどやっぱ、寝ょ……」
「ブチッ」
手だけを動かしTVのスイッチを切る。
「バタッ」
「......zzzZZZ」
一瞬にして深い眠りについてしまう。
屍のように寝る椿。
椿はここ数日あまり寝れてない。
審査に向けたスキル向上。
意地でも踊りたいKOUの新曲練習。
苦手な歌の練習で、2次審査前はカラオケに行ったり。
とにかく忙しかった。
いつ倒れても可笑しくはなかった。
挙げ句、ストリートを笞打ってやる。
はたまた滅多に生では御目にかかれないKOUと友人になった。
神経の図太い椿であっても、顔に出さなくだけで?
否、気付かないだけで、一昨日からは極度の緊張にさいなまれていたのも確かだった。
幸いにも、彼の先天的な体力と、早朝ランニングがそれをカバーしていたが故に最悪の事態は回避していた。
一時の安息。
暫くは寝かせてあげよう。
部屋の時計は5:30を指していた。
いつもならランニングの準備を始めている時刻だ。
椿はカーペット一面に、ルーズリーフを散らけたまま仰向けになつた。
ルーズリーフには彼の筆跡でぎっしり振りが書かれ、白い所が殆ど無い。
片耳にイヤホンをつけ、黒のスウェット姿。
「走るかぁ。走らないのもなぁ。あぁけどやっぱ、寝ょ……」
「ブチッ」
手だけを動かしTVのスイッチを切る。
「バタッ」
「......zzzZZZ」
一瞬にして深い眠りについてしまう。
屍のように寝る椿。
椿はここ数日あまり寝れてない。
審査に向けたスキル向上。
意地でも踊りたいKOUの新曲練習。
苦手な歌の練習で、2次審査前はカラオケに行ったり。
とにかく忙しかった。
いつ倒れても可笑しくはなかった。
挙げ句、ストリートを笞打ってやる。
はたまた滅多に生では御目にかかれないKOUと友人になった。
神経の図太い椿であっても、顔に出さなくだけで?
否、気付かないだけで、一昨日からは極度の緊張にさいなまれていたのも確かだった。
幸いにも、彼の先天的な体力と、早朝ランニングがそれをカバーしていたが故に最悪の事態は回避していた。
一時の安息。
暫くは寝かせてあげよう。