この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
レッスンの仕方が間違っている!
第5章 3次審査まであと6日
 椿はボーッとしたまま汗だくでベンチに座って休憩していた。
 日は傾き、夕暮れに差し迫る。
 夏の夕暮れは言うまでもなく遅い。
 どのくらい公園に居たのか?
 少年との雑談を挟んだにしても長い。
 休憩のときに絞り、椿は只管考えた。

 やっぱりあの人、どっかで……
 知ってる気するんだよなあ。
 思い出せない。
 苛々する。
 うーん
 そーいえば、最近もこんな風に、会ったこともないはずなのに、知ってる気がするとか思わなかったっけ?

「はぁ~っ。」

 ダンス以外で珍しく考え込んで、つい大きな溜め息が出てしまう。

 いーや、王子としておこう。
 あと、腑に落ちないのが、何か僕のこと知ってるみたいな感じだったこと。
 一馬も何か変なこと言ってたなぁ。
 あんな綺麗な男の人前にしたら、誰だって何も言えないよ。

 それから、王子の最後の言い方がまるで……また会うことが確信出来てるみたいな感じ?
 何て言うんだろ。
 直感?
 本能的に何かこう……
 ただ、呪文みたいに頭の中に残る。
 気のせいだよね?
 考えすぎ?
 でも何かひっかかるな……
 一馬もそっちは、わかんないみたいな感じだったしな。
 わかんないことを聞くわけにもいかないし。
 あーーーっパンクしそ~!

「考えても仕方無いか!帰ろ。」
/142ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ