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レッスンの仕方が間違っている!
第5章 3次審査まであと6日
椿はボーッとしたまま汗だくでベンチに座って休憩していた。
日は傾き、夕暮れに差し迫る。
夏の夕暮れは言うまでもなく遅い。
どのくらい公園に居たのか?
少年との雑談を挟んだにしても長い。
休憩のときに絞り、椿は只管考えた。
やっぱりあの人、どっかで……
知ってる気するんだよなあ。
思い出せない。
苛々する。
うーん
そーいえば、最近もこんな風に、会ったこともないはずなのに、知ってる気がするとか思わなかったっけ?
「はぁ~っ。」
ダンス以外で珍しく考え込んで、つい大きな溜め息が出てしまう。
いーや、王子としておこう。
あと、腑に落ちないのが、何か僕のこと知ってるみたいな感じだったこと。
一馬も何か変なこと言ってたなぁ。
あんな綺麗な男の人前にしたら、誰だって何も言えないよ。
それから、王子の最後の言い方がまるで……また会うことが確信出来てるみたいな感じ?
何て言うんだろ。
直感?
本能的に何かこう……
ただ、呪文みたいに頭の中に残る。
気のせいだよね?
考えすぎ?
でも何かひっかかるな……
一馬もそっちは、わかんないみたいな感じだったしな。
わかんないことを聞くわけにもいかないし。
あーーーっパンクしそ~!
「考えても仕方無いか!帰ろ。」
日は傾き、夕暮れに差し迫る。
夏の夕暮れは言うまでもなく遅い。
どのくらい公園に居たのか?
少年との雑談を挟んだにしても長い。
休憩のときに絞り、椿は只管考えた。
やっぱりあの人、どっかで……
知ってる気するんだよなあ。
思い出せない。
苛々する。
うーん
そーいえば、最近もこんな風に、会ったこともないはずなのに、知ってる気がするとか思わなかったっけ?
「はぁ~っ。」
ダンス以外で珍しく考え込んで、つい大きな溜め息が出てしまう。
いーや、王子としておこう。
あと、腑に落ちないのが、何か僕のこと知ってるみたいな感じだったこと。
一馬も何か変なこと言ってたなぁ。
あんな綺麗な男の人前にしたら、誰だって何も言えないよ。
それから、王子の最後の言い方がまるで……また会うことが確信出来てるみたいな感じ?
何て言うんだろ。
直感?
本能的に何かこう……
ただ、呪文みたいに頭の中に残る。
気のせいだよね?
考えすぎ?
でも何かひっかかるな……
一馬もそっちは、わかんないみたいな感じだったしな。
わかんないことを聞くわけにもいかないし。
あーーーっパンクしそ~!
「考えても仕方無いか!帰ろ。」