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レッスンの仕方が間違っている!
第7章 3次審査まであと4日
浴室に2人の声が響く。
「やっぱり功の背中落ち着く。」
功の背中に椿が顔を寄せてくる。
「ちょ!?椿さ~ん?ねぇ、当たるんだけど……」
当たってる!!
マジヤバいからーーー!!
「だって背中に背負ってもらったときは、いつも居心地がよくてね……」
急に甘え出すとか……反則だろ。
さっきの恥ずかしいはどこ行ったんだ。
ん?
い・つ・も・?
「なぁ、椿?」
「何?」
「お前前に家来たとき寝てたよな?」
「……」
「椿?」
おいおいおいおい!!
何黙ってんだよ。
「寝てた、けど……」
「けど??」
「安眠はしてなかった……と思う。」
功は記憶を遡った。
彼は伊達に椿に好意を抱いていない。
「嘘だろ……?すやすや寝てなかったか?」
「あはっバレた?」
笑って顔を覗き込んで来る悪魔。
コイツ、こんなヤツだったか……?
「もしかして……また何か怒ってる!?」
「別に怒ってないけど?何で??」
いつもの椿だ。
もしかしてあっちが素なのか?
「や、だってお前ダンスん時と、怒った時だけキャラ変わってないか?カナリアのときは天然なだけだったのに……」
「それ、前に誰かにも言われたことある。でも言われてから、意識しなかったら自分では全然わかんなかったよ。」
「よかった……」
「何で!?」
「内緒。」
「ふ~ん。でも功の前ならそうなるのも悪くないのかもしれないね?怖がられたりしないし??……クスッ」
悪戯っぽく笑う椿。
椿さん、マジ勘弁して。
「馬鹿椿。」
それだけが浴室で響いた最後の『台詞』だった。
「やっぱり功の背中落ち着く。」
功の背中に椿が顔を寄せてくる。
「ちょ!?椿さ~ん?ねぇ、当たるんだけど……」
当たってる!!
マジヤバいからーーー!!
「だって背中に背負ってもらったときは、いつも居心地がよくてね……」
急に甘え出すとか……反則だろ。
さっきの恥ずかしいはどこ行ったんだ。
ん?
い・つ・も・?
「なぁ、椿?」
「何?」
「お前前に家来たとき寝てたよな?」
「……」
「椿?」
おいおいおいおい!!
何黙ってんだよ。
「寝てた、けど……」
「けど??」
「安眠はしてなかった……と思う。」
功は記憶を遡った。
彼は伊達に椿に好意を抱いていない。
「嘘だろ……?すやすや寝てなかったか?」
「あはっバレた?」
笑って顔を覗き込んで来る悪魔。
コイツ、こんなヤツだったか……?
「もしかして……また何か怒ってる!?」
「別に怒ってないけど?何で??」
いつもの椿だ。
もしかしてあっちが素なのか?
「や、だってお前ダンスん時と、怒った時だけキャラ変わってないか?カナリアのときは天然なだけだったのに……」
「それ、前に誰かにも言われたことある。でも言われてから、意識しなかったら自分では全然わかんなかったよ。」
「よかった……」
「何で!?」
「内緒。」
「ふ~ん。でも功の前ならそうなるのも悪くないのかもしれないね?怖がられたりしないし??……クスッ」
悪戯っぽく笑う椿。
椿さん、マジ勘弁して。
「馬鹿椿。」
それだけが浴室で響いた最後の『台詞』だった。