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第1章 妻の性癖

居酒屋の店先、入口のそばで、３人で立ったままおしゃべりしていました。
夜風が心地いい。
３人でもう一軒、次のお店に行きたかったのですが、男の人たちにも勝手がわからない観光地でした。次に行くお店が決まらない、そんな時です。

彼らのホテルは目の前。
「僕らの部屋で、続きを飲もうか」
と言われました。

え？男の人の部屋に行くの？
ちょっと危険だな？

最初はそう思いました。
でも、この人たちは紳士的だから、大丈夫だよね。

私は、隙があったのかもしれません。

私は酔っぱらったいい気分で、彼らの部屋に行きました。

行くとき、エレベーターに、体が大きい男性二人と私。
狭い密室。
瞬間、会話が止まり、静かになった。

やっぱり、まずかったかな。

一瞬思いました。
急に、意識したのです。
いや、危ないことはないよね。

すぐに男性たちが冗談を言いだして、楽しい場に戻りました。
３人で楽しくおしゃべりをしながら彼らの部屋に入りました。