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幸せのカタチ
第14章 前夜

季節は流れて7月を迎えていた。
西日本では早々と梅雨明けが宣言され西日本のみならず東日本でも連日激しい暑さに見舞われていた。
雅紀と実際に会うのは7月7日の七夕の日だった。
その前夜の6日の日曜日の事だ。
私は何となく落ち着きが無かった。
明日、雅紀に会える嬉しさと不安とが入り乱れていたのだ。
実際に実物の私に会って見て雅紀はどう感じるだろうか。
失望されたらどうしようか。
そんな事を考えていたその時に雅紀から朝の9時頃にLINEが来たのだ。
「未来さん、豚の角煮が出来あがったよ…」
「え?こんなに早く出来上がったの?」
「うん、朝の6時から仕込んでたからね…」
「そんなに早くから?凄く愉しみだわ…」
「ちょっと薄味だけどトロトロに柔らかくできたよ…」
「そうなの?早く食べたいな…」
私はその出来上がった角煮を愉しみにしていたのだ。
かもの燻製は私ひとりだと食べきれないと思ったので丁重に雅紀には断りを伝えていた。
雅紀は私の両親と倫也の為に“おはぎ”と“豆大福”を買ってきてくれると言っていた。
だが、私ひとりだとおはぎまでは食べきれなかった。
そこで、かもの燻製と同じように雅紀には丁重に断りを伝えていたのだ。
雅紀は私の話を聞くと理解してくれた様で“豆大福”だけを買ってゆくと言ってくれた。
西日本では早々と梅雨明けが宣言され西日本のみならず東日本でも連日激しい暑さに見舞われていた。
雅紀と実際に会うのは7月7日の七夕の日だった。
その前夜の6日の日曜日の事だ。
私は何となく落ち着きが無かった。
明日、雅紀に会える嬉しさと不安とが入り乱れていたのだ。
実際に実物の私に会って見て雅紀はどう感じるだろうか。
失望されたらどうしようか。
そんな事を考えていたその時に雅紀から朝の9時頃にLINEが来たのだ。
「未来さん、豚の角煮が出来あがったよ…」
「え?こんなに早く出来上がったの?」
「うん、朝の6時から仕込んでたからね…」
「そんなに早くから?凄く愉しみだわ…」
「ちょっと薄味だけどトロトロに柔らかくできたよ…」
「そうなの?早く食べたいな…」
私はその出来上がった角煮を愉しみにしていたのだ。
かもの燻製は私ひとりだと食べきれないと思ったので丁重に雅紀には断りを伝えていた。
雅紀は私の両親と倫也の為に“おはぎ”と“豆大福”を買ってきてくれると言っていた。
だが、私ひとりだとおはぎまでは食べきれなかった。
そこで、かもの燻製と同じように雅紀には丁重に断りを伝えていたのだ。
雅紀は私の話を聞くと理解してくれた様で“豆大福”だけを買ってゆくと言ってくれた。

