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幸せのカタチ
第15章 七夕

「午後2時に出れば大丈夫だと思うよ…」
「午後2時ね…分かったわ…」
そんな会話をしているうちにピザを食べ終わり午後2時になった。
時間の経つのは何と早いものだろう。
あっという間に午後2時になってしまった。
雅紀がこう言ってくる。
「もうそろそろホテルに行こうか?」
「ええ、そうね…」
私は前日から用意しておいたリュックを持ちエアコンを消して雅紀と一緒に家を出た。
玄関のドアを施錠すると雅紀の車のある土手へと二人で向かった。
外に出ると物凄い暑さだった。
車に乗り込むだけで汗だくになってしまう程だった。
私が車に乗り込みシートベルトを締めると雅紀は車を走らせる。
私の自宅からちょっと走ると区役所がありその隣にコンビニがあった。
そこの駐車場に車を停めた。
「マサさん、私選挙の投票に行ってくるわね…」
「分かったよ、コンビニで待ってるから…」
私は日傘をさし区役所へ行き期日前投票をした。
投票所はまだ7日だったので投票に来る人は殆どいなかった。
投票をし終わると私はコンビニへと向かった。
そこには雅紀が買い物かごに飲み物を沢山入れて待っていてくれていた。
「お待たせしました…」
「おかえり…飲み物はこれでいいかな?」
「ええ、いいわ…」
「じゃ、これ買ってホテルに行こうか?」
「うん…」
支払いを済ませると車に乗り込みホテルシードット横浜を目指して雅紀は車を走らせた。

