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ーasahiー
第3章 猶予


最寄りの駅で降り実家に向かう…
途中母さんからメール
《父さん相手男性って知らないから(笑)》


なるほど…
だからか…

色んな意味でナイス母さんと
心の中で笑ってしまった。



実家に着くと
姉さん、姪2人、母さん、父さん、爺ちゃん…
みんなが食卓で俺を待っていてくれた。
兄さんを除いては…



まだ合格したわけでもないのに
笑って迎えてくれる。
なんて…暖かいんだろう。



「ただいま」



実家にきて久しぶりに「ただいま」と言った。
今までは跡継ぎとかの事もあり
気分良く帰って来なかったから…
今日は自然と出た…



「あれだな、合格できなかったら
就職難民だから…
ウチで働かせてやってもいいぞ」


気まずそうに言う父さん。


「違うわよ…母さんに相当言われたのよね?
旭ばっかり我慢させてそれでも父親?って」


姉さんは含み笑いしながら教えてくれた。



「若いんだ、色々見てきたらいい」


皺皺の顔で笑ってくれる爺ちゃん。



「旭がしたい事みつかって良かった」


暖かいスープを出してくれる母さん。




俺は…幸せなのかも…。
この日は久しぶりに実家に泊まり
夜中に姉さんや爺ちゃんと
前祝いの祝杯をした。



藤原修…待ってて。
捕まえにいくから。

そう心に誓う。








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