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ーasahiー
第3章 猶予


面接の日…


朝からメールが届いた。
母さん《気をつけていってらっしゃい》
姉さん《合格しなきゃ終わりね(笑)》


あと…父さんからも…

《母さんに話はききました。
今は認められないが1年後
成長してウチにはいれるように頑張りなさい。
まずは合格できるようにな》



もう後には退けない…
家族にここまで言わせたんだ。
死ぬ気で面接受けなきゃな。



家を出て足早に会社に向かう。
俺自身の為に…




「特技はありますか?」

「在学中何を学びましたか?」

「あなたがウチで働くメリットは?」



なんか色々聞かれた…
話の途中でいきなり聞かれた


「何の為に面接にこられましたか?」



「私…自身の為です
後悔しない為にも大切にしたい事ができました」



嘘などついてない。
自信をもって言える。



面接が終わり携帯の電源を入れると
母さんからメールが来ていた。
《お疲れ様でした。夜ご飯たべにきなさいね》



このメールで肩の荷が降りた気がする。



母さん…ありがとう。


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