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ーasahiー
第10章 ライバル
「無理させちゃいましたね
ベッドで休みましょうか」
コクンと力なく頷くも身体に力が入らず
立ちたくても立てないでいた。
結合部を離しゆっくり立ち上がり
お姫様抱っこで寝室まで運ぶ。
「身体ふいてあげるから
寝てていいですよ」
タオルで水分を吸い取り
布団を掛けてやれば
静かな寝息が聞こえた…。
額にキスをし寝室を後にする。
「ああ…どうしよ
思い出してしちゃうの俺だ」
自傷気味に笑って自身の身体を拭く。
「しかも、まだ元気なのなお前は」
下半身をみれば反り立つ自身が…
自然に手が伸び…
その後どうしたのかは言うまでもないだろう。
翌朝目を覚ませば
いつものように早起きをし
珈琲を入れてくれる愛おしいひと。
「おはようございます」
「おはよ」
照れた表情で顔を背ける…
そんな可愛い仕草をされたんじゃ
朝からにやけ顔が止まらないよ。
昨日の練習は…成功だったかな。
「にやけるな」
「はーい」
そう言いながらも顔の緩みは止まらなかった。