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第4章 武家娘、土一揆の末に…

土一揆の詳細も参考資料に記載されていたので文章化し紹介させて頂きます。


領主の屋敷に一揆を起こした農夫達が荒々しくギラつく鍬や木の棍棒を持ち、押し入ってきた。


領主の娘、彩菜姫は若干１２歳である。
まだ騒乱の怒号が鳴る中
彩菜は後ろ手に縄で手首から腕をグルグルと縛られていた。

周りの女中達も例外なく、押し入った農夫らに同じ部屋で拘束されている。
一部の年配の女中は、暴行や拘束を受けることなく床に膝をついて少女や若い女達を心配そうに見ているが、明らかに逃げようと思えば逃げれる状態ではあった。

そこに自分の取り分を略奪し終わったヒゲ面の農夫らがやってきて、姫や若い女中を値踏みするように視姦する。

「このガキんちょもワシらの命懸けで作ってきた作物を年貢として何不自由なく暮らしてきたんかっ！？」

農夫らは怒っていた。
明らかに自分たちの働けど働けど最低限の生活の中で、領主の城では贅沢に食し暖かい環境でのうのうと暮らしている。

「とにかく、ここの若い女っ子どもは一人残らずブチ犯すしかあるめーよっ！」

「ああ、立てなくなるまで犯しつくすことで、この土地もみんなの血統もキレイに甦らすだッ！」

縛られた女たちは俯いて泣くしかなかった。
女中の中には土一揆に参加した農夫らの娘も多いのだが、ここに来ている男らには城にいた若い女を凌辱し、天下にうっぷんを晴らすことしか考えていなかったのか？

もし自分たちの略奪と凌辱が仏の意志に反するのであれば神の裁きが下されると地元の寺の住職が村の集会で演説したのだ。

城の一部や米蔵には火まで放たれているのに神の仏の裁きはない。

農夫らの略奪や子供を含む若い女達への凌辱は、仏の意志に反していないと解釈していた。

男らの中には天、空に向かって---
「神様ッ！仏様ッ！城の娘達は本当にオラ達の好きなようにしていいだかッ！？」
神の言葉を聞こうと叫ぶ者もいるが天からの返事はない…

「何やってるだお前はッ！オラ達が城のモンも娘らも好き放題犯しつくしていいからこそ、仏様、天から声が聞こえねえって住職が言ったべや」

ここに拘束された娘達の全員が、その身を誰にも奉げたことなど無い。

将来、ツガイとなる夫の為、硬く純潔を守っていた。