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あれはぼくが21歳の時
第1章 電器店のアルバイト

その頃ぼくは、短期間のバイトをした。
電器店の店員だ。
正確に言うと、ぼくは音響メーカーから雇われたバイト。
当時のステレオ関係の売場には、本当に色々なメーカーの製品が並んでいた。
パイオニア、トリオ(後にケンウッド)、ソニー、オンキョウ、サンスイ、アカイ、
ダイヤトーン、アイワ、パナソニック、ヤマハ、ローディ(日立)…
沢山のメーカーがあった。
その当時は、ミニコンポが流行っていた。
若者に人気のミニコンポは、誰もが自分の部屋に置きたがっていた。
フルコンポと呼ぶ、本格的なオーディオ機器も並べられていた。
若い女の子が親と一緒に来店したり、マニアっぽい男性が時間をかけて見ていたり。
中には、どのメーカーにするか迷っているお客さんもいる。
様々な製品が並ぶ店頭で、ぼくが雇われたメーカーをお勧めするのが、ぼくの役割だった。
とは言っても、強引にそのメーカー製品に誘導するわけではない。
メーカーの営業担当者同士の付き合いもあるのだ。
メーカー指定買いのお客さんには、話を合わせて楽しくオーディオ談義をする。
ぼくにとっては、楽しく気楽なバイトだった。
電器店の店員だ。
正確に言うと、ぼくは音響メーカーから雇われたバイト。
当時のステレオ関係の売場には、本当に色々なメーカーの製品が並んでいた。
パイオニア、トリオ(後にケンウッド)、ソニー、オンキョウ、サンスイ、アカイ、
ダイヤトーン、アイワ、パナソニック、ヤマハ、ローディ(日立)…
沢山のメーカーがあった。
その当時は、ミニコンポが流行っていた。
若者に人気のミニコンポは、誰もが自分の部屋に置きたがっていた。
フルコンポと呼ぶ、本格的なオーディオ機器も並べられていた。
若い女の子が親と一緒に来店したり、マニアっぽい男性が時間をかけて見ていたり。
中には、どのメーカーにするか迷っているお客さんもいる。
様々な製品が並ぶ店頭で、ぼくが雇われたメーカーをお勧めするのが、ぼくの役割だった。
とは言っても、強引にそのメーカー製品に誘導するわけではない。
メーカーの営業担当者同士の付き合いもあるのだ。
メーカー指定買いのお客さんには、話を合わせて楽しくオーディオ談義をする。
ぼくにとっては、楽しく気楽なバイトだった。

