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女ゴロシの達人 健造さん
第2章 押しに弱い麻衣ちゃん

肝心なところは、教えてくれなかった健造さんが、教えてくれたことは、こうだ。
健造さんは、ワンボックスカーの運転席、麻衣ちゃんは2列目席に座っていたけど、夜景の見える駐車場で、健造さんは2列目席に移動してきた。
クルマのクーラーボックスから、ペットボトルを取り出して、麻衣ちゃんに
「冷たいの、飲むかい」
と差し出す。
健造さんはマニアだから、クルマに無線やオーディオが取り付けてある。
ビデオの隠しカメラが動き出した。
当時は、ナイトショットという暗視カメラの機能がビデオに付いていた。
(その後、盗撮に使われるのを防ぐため、性能が落とされました)
赤外線のライトもあって、白黒の画像だけどとても鮮明に写っていた。
麻衣さんと男の二人。
男は、もちろん健造さんだ。
秘蔵のビデオが始まった。
健造さんの質問に、可愛く答える麻衣ちゃん。
「麻衣ちゃん可愛いから、結構、いろんな男から誘われているんでしょ」
「全然そんなこと無いですよ」
「誘われないの?どうしてだろうね?」
「どうしてかな?〇〇さん(係長さん)が、ガードしているのかな?」
「え~、それあるかもね」
「こうやって、男の人のクルマに乗って、お話したの、久しぶりですよ」
「ホント?最後は誰?」
「え~それはちょっと~、ちょっと言えないです」
笑ってごまかす麻衣ちゃん
「いつぐらいの話?」
「もう、去年の冬だから」
「え?そんなに前なの」
「そう、誰もさそってくれませんよ」
「信じられないなあ。皆、こんな美人さんを放っておくなんて」
「美人じゃ無いですよ」
「いや、充分美しいよ。それに、人柄が良くって、おじさん方のアイドルだよ」
「その、おじさん方っていうのが、ちょっとイヤだなあ」
麻衣ちゃんが優しく、怒ってみせる
「ああっ、冗談、冗談、彼氏、欲しくないの?」
「そりゃ、欲しいですよ」
「どんな彼氏がいいの?」
「やっぱり、月並みだけど優しい人ですかね。それで、一緒にいろんなことに共感したり趣味が合えば最高ですね」
「農家で好きな人がいたら、言ってあげるよ」
「え~、いいなって思う人は、いないことは無いけど」
「え?誰?」
「でも私、農家のお嫁さんは、務まらないと思います」
「どうして?」
「なんとなく。スゴく大変そうで…」
「そうかもしれないね」
健造さんは、ワンボックスカーの運転席、麻衣ちゃんは2列目席に座っていたけど、夜景の見える駐車場で、健造さんは2列目席に移動してきた。
クルマのクーラーボックスから、ペットボトルを取り出して、麻衣ちゃんに
「冷たいの、飲むかい」
と差し出す。
健造さんはマニアだから、クルマに無線やオーディオが取り付けてある。
ビデオの隠しカメラが動き出した。
当時は、ナイトショットという暗視カメラの機能がビデオに付いていた。
(その後、盗撮に使われるのを防ぐため、性能が落とされました)
赤外線のライトもあって、白黒の画像だけどとても鮮明に写っていた。
麻衣さんと男の二人。
男は、もちろん健造さんだ。
秘蔵のビデオが始まった。
健造さんの質問に、可愛く答える麻衣ちゃん。
「麻衣ちゃん可愛いから、結構、いろんな男から誘われているんでしょ」
「全然そんなこと無いですよ」
「誘われないの?どうしてだろうね?」
「どうしてかな?〇〇さん(係長さん)が、ガードしているのかな?」
「え~、それあるかもね」
「こうやって、男の人のクルマに乗って、お話したの、久しぶりですよ」
「ホント?最後は誰?」
「え~それはちょっと~、ちょっと言えないです」
笑ってごまかす麻衣ちゃん
「いつぐらいの話?」
「もう、去年の冬だから」
「え?そんなに前なの」
「そう、誰もさそってくれませんよ」
「信じられないなあ。皆、こんな美人さんを放っておくなんて」
「美人じゃ無いですよ」
「いや、充分美しいよ。それに、人柄が良くって、おじさん方のアイドルだよ」
「その、おじさん方っていうのが、ちょっとイヤだなあ」
麻衣ちゃんが優しく、怒ってみせる
「ああっ、冗談、冗談、彼氏、欲しくないの?」
「そりゃ、欲しいですよ」
「どんな彼氏がいいの?」
「やっぱり、月並みだけど優しい人ですかね。それで、一緒にいろんなことに共感したり趣味が合えば最高ですね」
「農家で好きな人がいたら、言ってあげるよ」
「え~、いいなって思う人は、いないことは無いけど」
「え?誰?」
「でも私、農家のお嫁さんは、務まらないと思います」
「どうして?」
「なんとなく。スゴく大変そうで…」
「そうかもしれないね」

