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女ゴロシの達人 健造さん
第2章 押しに弱い麻衣ちゃん

「う~ん、結婚運は…」
「えー、どうして分かったんですか?私が知りたいこと」
「結婚願望、あるんだよね」
「この前、友達の結婚式に行ってきて、結婚っていいなあ…って思いました」
「う~ん、オジさんがそれを見てあげよう」
「え~そんなことも分かるんですか?」
健造さんの、手を握って離さないことで、ガードを取り去っていくテクは見事です。
「麻衣ちゃんは、恋多き乙女だねえ。惚れっぽいのかな?」
「え?どうして?」
「当たっている?」
「え~、どうかな。当たっているかもしれない。結構、惚れやすいかも」
「小指が、結婚や恋愛を表すから、ほら、小指を曲げたらいっぱい線が出てくる人
は、これは、恋が多い人」
「え~ホントですか、これからかなあ」
「これから、スゴいかもね~」
きゃっきゃ言いながら、男と話している様子は、まるで恋人だった。
優しい麻衣ちゃん。ビデオを見ながら、ぼくは思った。
男は続ける。
「それから、この太い線、小指を折り曲げた時に現れる線が深く1本、これは、結婚の相手と深い絆で、一生仲がいいことを表している線だよ」
「え~ホントですか、うれしい、私、結婚できるのかな」
「手相を見る限り、大丈夫だね。
麻衣ちゃんだったら、すごくいい奥さんになれそうだね。」
「え~、ホントだったら嬉しいなあ、〇〇さん、ありがとう」
「料理とか好きかい?」
「うん、私、結構する方だと思います」
「どんな料理が得意なの?」
健造さんは、麻衣ちゃんが好きな話題をさりげなく質問する。
そして、その話をたっぷりと聞く。
「結構マメなんだね。いい奥さんになれるよ」
「ほんとかなあ」
「そうだよ、料理がうまい奥さんは、がっちりだんなさんの胃袋をつかんでいるって言うから。だんなさん自慢の奥さんになれるよ」
「そうなればいいなあ」
ほめることも忘れない。
ぼくは、健造さんの言葉を思い出した。
「えー、どうして分かったんですか?私が知りたいこと」
「結婚願望、あるんだよね」
「この前、友達の結婚式に行ってきて、結婚っていいなあ…って思いました」
「う~ん、オジさんがそれを見てあげよう」
「え~そんなことも分かるんですか?」
健造さんの、手を握って離さないことで、ガードを取り去っていくテクは見事です。
「麻衣ちゃんは、恋多き乙女だねえ。惚れっぽいのかな?」
「え?どうして?」
「当たっている?」
「え~、どうかな。当たっているかもしれない。結構、惚れやすいかも」
「小指が、結婚や恋愛を表すから、ほら、小指を曲げたらいっぱい線が出てくる人
は、これは、恋が多い人」
「え~ホントですか、これからかなあ」
「これから、スゴいかもね~」
きゃっきゃ言いながら、男と話している様子は、まるで恋人だった。
優しい麻衣ちゃん。ビデオを見ながら、ぼくは思った。
男は続ける。
「それから、この太い線、小指を折り曲げた時に現れる線が深く1本、これは、結婚の相手と深い絆で、一生仲がいいことを表している線だよ」
「え~ホントですか、うれしい、私、結婚できるのかな」
「手相を見る限り、大丈夫だね。
麻衣ちゃんだったら、すごくいい奥さんになれそうだね。」
「え~、ホントだったら嬉しいなあ、〇〇さん、ありがとう」
「料理とか好きかい?」
「うん、私、結構する方だと思います」
「どんな料理が得意なの?」
健造さんは、麻衣ちゃんが好きな話題をさりげなく質問する。
そして、その話をたっぷりと聞く。
「結構マメなんだね。いい奥さんになれるよ」
「ほんとかなあ」
「そうだよ、料理がうまい奥さんは、がっちりだんなさんの胃袋をつかんでいるって言うから。だんなさん自慢の奥さんになれるよ」
「そうなればいいなあ」
ほめることも忘れない。
ぼくは、健造さんの言葉を思い出した。

