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女ゴロシの達人 健造さん
第2章 押しに弱い麻衣ちゃん
その間も、健造さんは麻衣ちゃんの手を離さない。

手相を見ながら話す二人は、体をくっつけて恋人のようだった。

酔ってるせいもあるのだろうか。
いつもの麻衣ちゃんよりテンションが高く、笑顔と声、そして表情がとびきり魅力的だった。

「綺麗な手だね」

「もう、そろそろ、放してくださいよ~」
指の横を優しく触れて、綺麗な指先に沿ってなぞっている。

麻衣ちゃんの顔が、うっとりしているように見えた。
放してとは言いながら、男に手を握られて、変なムードになっているのは、間違いない

男が、麻衣ちゃんの手を握ったまま、唇を近づけていった。
手で押し戻そうとするが、手は男に握られている。

恋人のように、手の指と指が互い違いに二人は強く握っている。

麻衣ちゃんはうつむく。

じっとしている。

だけど逃げない。

その唇にターゲットを合わせた男の唇が、迫っていく。

だめ…です…う、う、ん…

触れた。
麻衣ちゃんと男の唇が。

キスしちゃった。
この二人。
ぼくは、驚きで一杯だった。
麻衣ちゃん、酔ったら押しに弱いんだなあ。

男は無言だ。
今度は、麻衣ちゃんのアゴに手をかけると、優しく顔を上に向かせた。

そして、もう一度、唇を合わせていった。

いったん離す。
男は、舌で素早く自分の唇を自分の唾液でぬらした。
そうして、もう一度、唇を合わせていく。

今度は、ゆっくりと唇が動くのが見えた。
舌を動かし、湿った舌が麻衣ちゃんの口に入っていく。

う、うぐ…う、

唇を舐め、吸われ、舌で愛撫され、麻衣ちゃんの反応が変わってきた。

こうやって、一つ一つ女のスイッチを入れていくんだ…

キスが続く。
長い。
もう、2分ほども、キスを続ける二人。

それにしても、麻衣ちゃん、
簡単に唇を許しすぎだよ。
好きなんだなあ、キス
ぼくはあきれた。

「だめですよ」

麻衣ちゃんの言葉に、力が無い。
男は、もう一度、唇を近づけた。
今度は、麻衣ちゃんの唇が、男の唇を迎え入れたように見えた。

男が麻衣ちゃんの手を離すと、なんと
麻衣ちゃんが男の体を抱くように、腕を回してきた

暗い車内の撮影でも、ビデオが二人の熱いキスシーンを克明に写し出していた。

二人の唇の隙間から、吐息が漏れる。
お互いの舌が絡み合っているのが、分かる。
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