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第1章 酔ってる時の健造さん

確かに農家とJ〇職員は、行事などで触れ合う機会がある。

〇〇祭りの打ち上げの時、Sさんと健造さんが仲良く盛り上がっていた話とか、飲み会の時は、だいたい近くの席にいる事など、分かってきた。


Sさんはつきあっている人もいなさそうだ。

健造さんはバツイチのオジさんだ。そして、健造さんが女ゴロシということは、若い衆は知っている。
その軽薄なオジさんと、清純で清楚なお堅いSさんのイメージは、どう考えても結びつかない。疑う人もいない状況だ。

う～ん

結局、ぼくには分からない。

健造さんが、でまかせでSさんの名前を出したとも思えない。

気になってしょうがないが、健造さんが言ってくれるのを待つしか無い。