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マネージャーは知らなかった、彼の欲望
第2章 マネージャー、俺に触れて

ポケットから鍵を探して、ようやく部屋のドアを開ける。
なんとか靴を脱がせて、彼をソファに寝かせる。
「水、置いとくから。……起きたら飲んで」
私はバッグを持ち直して、そっと玄関に向かう。
だけど――
「……行かないで」
弱々しく伸びた指先が、私の手首を掴んだ。
「ねえ、凛さん。ずっと、俺じゃダメって思ってる?」
「……」
「俺、子どもに見えるの?」
彼の指が、私の指を絡める。
「ねえ……ダメ?」
その声が、心の奥に静かに入り込んでくる。
迷いと、戸惑いと、そして少しの期待を含んだその声に、私は返事をできずにいた。
「……酔ってるだけでしょ。明日になったら、忘れてるよ」
「忘れない。凛さんに触れたいって思ってることも、ずっと我慢してることも、忘れない」
なんとか靴を脱がせて、彼をソファに寝かせる。
「水、置いとくから。……起きたら飲んで」
私はバッグを持ち直して、そっと玄関に向かう。
だけど――
「……行かないで」
弱々しく伸びた指先が、私の手首を掴んだ。
「ねえ、凛さん。ずっと、俺じゃダメって思ってる?」
「……」
「俺、子どもに見えるの?」
彼の指が、私の指を絡める。
「ねえ……ダメ?」
その声が、心の奥に静かに入り込んでくる。
迷いと、戸惑いと、そして少しの期待を含んだその声に、私は返事をできずにいた。
「……酔ってるだけでしょ。明日になったら、忘れてるよ」
「忘れない。凛さんに触れたいって思ってることも、ずっと我慢してることも、忘れない」

