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リクエストのラストワルツ
第7章 リクエストのラストワルツ

12月も中旬となると冴子たちの住む都心郊外のニュータウンも街の中心あたりはイルミネーションで飾られている。
六本木や汐留のような虚飾に満ちた絢爛豪華なそれよりも、地元の控えめな装飾のほうが冴子は落ち着いていて好きだった。
22日の土曜日の午後、須賀川ダンス教室のダンスパーティが開かれようとしていた。
普段練習に使われているホールには手作りの装飾が施され、多くの生徒は着飾った衣装で参加するのである。
それほど広くないホールなので、参加者には予約に応じた1時間の時間帯が決められている。
パートナーを連れていない生徒の相手は交代で教師が務める仕組みになっていて、隅に配置されたスペースでは軽いドリンクも用意されていた。
冴子は2度目の参加だったが、別れた教師に誘われた前回と違い、今回は慎也をパートナーとして一緒に来ることができたので1時間をたっぷりと楽しめるのだった。
六本木や汐留のような虚飾に満ちた絢爛豪華なそれよりも、地元の控えめな装飾のほうが冴子は落ち着いていて好きだった。
22日の土曜日の午後、須賀川ダンス教室のダンスパーティが開かれようとしていた。
普段練習に使われているホールには手作りの装飾が施され、多くの生徒は着飾った衣装で参加するのである。
それほど広くないホールなので、参加者には予約に応じた1時間の時間帯が決められている。
パートナーを連れていない生徒の相手は交代で教師が務める仕組みになっていて、隅に配置されたスペースでは軽いドリンクも用意されていた。
冴子は2度目の参加だったが、別れた教師に誘われた前回と違い、今回は慎也をパートナーとして一緒に来ることができたので1時間をたっぷりと楽しめるのだった。

