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Lの禁忌 〜taboo〜
第3章 【執着、する愛】





向かい合うように椅子を引いてくれるけど…
私が、隣にしてください…と言った
そうしてフカヒレの入ったランチコースは
要予約だったので、
それを確認して料理が始まっていく



私はグラスの白ワインを一杯だけ頼んだ
まりさんはお酒に弱い
だから私がダメって言った
でも、隣で欲しいって言うからひと口だけ
口移しで飲ませてあげる
ちょっとだけ舌を絡ませ合う…
ほんとに幸せな瞬間だった…
それからも時折テーブルの下で指を絡めたりしながら
食事を楽しんだ…



「まりさん来たよフカヒレ…美味しそう…」


「お肌プルプルになるかな…」


「後でちゃんと確かめてあげますよ…」



最後に杏仁豆腐を食べてお店を後にした
それからも手を繋いで私たちは次の目的地に向かう…
私がわりと大きめの鞄を持っていることに
まりさんはきっと気付いていると思う
中に何が入ってるかってこと



向かった先はラブホテル
少し路地に入ったところだから入りやすかった
部屋もすごく綺麗で
どこかのスイートルームみたいで下品さもない
私たちはすぐに唇を重ねていく…
まりさんがなかなか離してくれない…
もう二人して顎に唾液が垂れるほどに
舌を絡め合っていた…



「ちょっとストップ…先にお風呂溜めてくるから待ってて…」


「やだ、一緒に行く…」



まりさんは後ろから私の腰に腕を回してくる



「歩きにくいですって…」


「いいの…くっついていたいの…」



やっぱり喧嘩した後だからか、
今日はまりさんが甘えたモードだった
浴槽をシャワーで流してる間もまりさんは離れない
それどころか私の胸を揉んでくる



「わかりました…わかりましたから…ベッドにいこ…」


「うん…お風呂の前にかおるの匂い堪能するっ…」


「私も…それはするっ…」



ベッドに戻る間に私たちは服を脱ぎ捨てていく
見つめ合うと顔が綻んでしまう
ショーツだけの姿になると、
縺れ合うようにベッドに転がっていく……





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