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Lの禁忌 〜taboo〜
第3章 【執着、する愛】

お風呂からあがって
ソファーに向かい合わせで座る私たち
さっきのプレイの続き?
「まりさん、あーんして?」
「うん…あーん……」
口を開けて待ってるのに
それを見つめながら悪戯に微笑むかおる
脇に置いたケーキのお皿から苺をひとつ摘まんで
ついたクリームを舐め取っていく
「食べさせてくれるんじゃないの?」
「食べさせてあげますよ…」
苺を半分咥えてそのまま私とキスするみたいに
近付いてきた
かぷっ…とかぶりつきたかったのに
寸前で全部口の中に入れちゃうんだもん
悪戯っ子の目だ……
クスクス笑ってまた半分出してくれた
両手でかおるの顔をホールドする
まだ悪戯するの?
もう終わり……我慢出来なくなるから
一口噛んで半分こ……
咀嚼して飲み込まずにそのままキス……
どうするって?
お口の中で交換し合うの
果汁が口から零れ落ちちゃうね
顎まで垂れたのペロペロしてあげる
ジャムになるまで続けようか
それまでにトロトロになってキスイキしちゃう?
2個目…3個目と手が伸びて……
「まだ食べちゃだめだよ…たくさん唾液まみれにして返して…」
「わひゃった……」
モゴモゴと口の中で転がした苺を口内で交換していく
歯に当たって果汁が溢れ出す…
私たちの口許がべとべとになっても続けていく
戻ってきた苺を私は少しだけ咀嚼して戻した
ソファに膝をついて、見下される
尖らせた唇を小さく開くと…どろっ、どろっと
更に咀嚼された果肉が落ちてきた
「厭らしい顔してるよ…」
そう言われて私ははにかんだ
口内でグジュグジュにしていく苺は
私の番でなくなったのにキスは終わらない
まりは私だけのものだよ…
誰にも渡さないから…
そう言って何度も上顎を攻められて
執拗にイかされてしまったの

