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Lの禁忌 〜taboo〜
第2章 【百合、咲き乱れる】

年が明けてすぐにまりさんからメッセージが届いた
ご家族と居るくせに、私とLINEしてて大丈夫ですか?
でも、忘れられてないんだってわかっただけで
身体が疼いてしまうほど嬉しい
———私を選んでくれて、ありがとう
たった1行のメッセージに心を打たれたよ
そんなのこっちのセリフだ
今年も宜しくねって可愛いスタンプ
大好きです、離れてれば離れてるほど強く思う
今すぐ車飛ばして帰って、まりさんの家の
インターホン鳴らして私の部屋に連れ去りたい
———すっごく幸せで濃厚な時間だった
やめてよ、最後みたいな事言わないで
これからも私たちの時間は、
濃厚で幸せに満ち溢れているんだよ
2人で紡いでいくの
———たくさん妬かせたり我儘言って困らせたりするかもだけど、この先かおる以上の人には出逢えないと思ってるからこれからも全力で愛させてください
今、どんな顔してますか…?
声が聴きたくなるじゃないですか
私こそ、全身全霊で愛してあげます
だからあまり余所見しないでくださいね
私と居る時は私だけに溺れて……
いつでもどこでも、
まりさんが好き……
だから…たくさん抱いて……
たくさん厭らしいこと私にして……
まりさんが隠れてろって言ったら、
クローゼットだって押し入れにだって隠れてる
ご家族の団欒中に、トイレって言って
ほんの数秒でもキスして……
旦那さんがお風呂に入ってる隙にクンニして……
お子さんたちにバレないように声も我慢するから……
それくらい一緒に居たい…
こんな妄想を夜な夜なしてしまう私は
とんでもない痴女ですよね
その方が、まりさん的には嬉しかったりして?
あぁ、やっぱり手が伸びてしまいそうです
この前のまりさんを想って1人でシても良いですか…
そりゃ、1人でするよりまりさんとシたいですけど…

