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⭐︎⭐︎1日1組様⭐︎⭐︎熟成肉お宿
第5章 きっかけの男:悠源(夫の幼馴染み)
「やっと元気になったみたいで良かったね」
「……え?」
「お盛んだったのに、パパが病気になってからサッパリだったもん」
「由香………もしかして、私達を……」
「あのねえっ、ほぼ毎晩あんな声聴かされてたら、幾ら鈍感でも気づくよっ」

正孝から「由香を気にしないでSEXしたい」と催促され、部屋に余裕もあった。
それで米国の映画やドラマみたいに、割と幼いうちから個室を与えて独りで
寝かせてた。夜にトイレ行く時にでも、自分達の声が聴こえてしまってたか。
それにしても、今からエッチな事に関心が?…
いやでも、自分が処女を卒業したのは…由香の年頃には、何人と経験を…
いやいやいやいや、それとこれとは話が別!
自分は自分、由香は由香。この子には、真っ当な人生を歩んでもらいたい。

「ボ〜っとしてないで着替えてっ!悠源さん待ってんだからっ!」
「そうだった…えーと、どれを着ていけば…」

素っ裸でテンパってたが、由香は割と冷静。山吹色のノースリーブセーターと
ライトグレーのタイトスカートを、愛美のタンスから引っ張り出して渡す。

「ほら、これで良いっしょ!さっさと着るっ」
「あ、ありがとう…」

おっとりマイペースな愛美に対して、由香はチャキチャキで決断が早く、時に
強引で勢いある。母として教え導かなきゃならない立場なのに、由香のペースに
巻き込まれる事も度々…この性格は、正孝から受け継いだのか?
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