この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
百合の華は永遠に
第5章 元ヤンだって、初体験
松田がニヤリとして納得したように頷いた。

「逃げて来たんだ?」

「う、うっせえよ!ちげえよ!なにいってんだよ!」

こういう鋭いところが嫌いだ。

松田をにらめつける。

(いや、待てよ…ここに松田がいるってことは今のうちに梓のところに…!!)

気分が明るくなってスペースを出ようと振り返る。

しかしそこにはミナトがたっていた。

無表情で腕をつかまれ、引っ張られる。
そのままスペースを出る。

「みっ、ミナト!待てっ!!」

「待たない。」

「ひいい~~」

松田を振り返ると笑顔で手を振っていた。

(も、もう…逃げられない。)

緊張で一気に身体がこわばった。
でもミナトの手が少し緩んで、優しく握り直してくれたことにきづいて心が落ち着いてくる。

(な、何びびってんだ私は…ミナトはこんなに優しいのに…)

ミナトが鍵を開けるのを覗き込みながら、私はぐっと奥歯を噛み締めた。

(そうだ。私は元虎狐女だぞ。怖いものなんてあるか!しかも相手はミナトだぞ!)

「よし。」

小さく深呼吸して頷いた。
/187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ